どーもー。
常時接続なはずなのに、ネット回線が不安定な焼け野原でございまーす。
使ってる途中でぶっちぎれまーす。
こないだのお盆休みにはお墓参りに行きました。
うちのお墓はうねった山道の先にあるのですが、老いた両親を背負って
私は18を遠く過ぎてから取得した普通運転免許(AT限定)を所持・携帯しているのですが、自家用車を所持していないという都会の田舎にありがちな家庭環境ですので、取得から数年運転席に座ることすら一回もしていないという恐怖のペーパーゴールド女です。えっへん。
(車は家庭環境のアレがナニするものですから、自家用車がなくても車はあるんですが)
そんな運転の出来ない私がハンドルを握らせてもらえるわけもなく、この時期にかり出されるのがうちの兄でございます。
そう。正月とお盆はうちの兄と顔を合わせる数少ない機会でございます。
この時期を外すとほんと、顔合わせることがないんすよ。
(全く敵対してる、そりが合わない、無関心というようなことではないです)
途中のコンビニでお茶を買うのに車を降りたところ、サンダルの鼻緒がぶちぎれて「このまま車に乗ってたら右折時に突っ込まれて私(だけ)死ぬんじゃないか・・・」とか色々考えましたが、実際は目の前で駐車場から出ていこうとしたバイクに立ちゴケされて「ひぃ!」と悲鳴を上げたくらいで済みました。しかもクソでかい・糞重い・一人で起こせないで有名なバイクですから、多分メットの下の顔は真っ青プラス嫌な汗にまみれていたことでしょう。南無南無・・・。
そして行き帰りの車内の会話はオリンピック色だったのですが、墓参りに行くとやっぱり亡くなった祖父・祖母の思い出話になるわけですね。
私は兄妹の中でも一人年が離れていたこともありまして、自分が生まれた時には既に祖父は亡くなっておりましたし、入院がちだった祖母と一緒に暮らした記憶もあまりありませんので、元気だった頃の祖父母の話を楽しみにしていたのです。
が。
どうも私のイメージしていた祖父母と、生きていた頃を知っている人とのイメージの差がありすぎて話のギャップに混乱しました。
まず、祖母の体躯について「でかい」の一言。
確かにうろ覚えですが、世間一般のおばあちゃんのイメージとはかけ離れていたような気がします。腰も曲がっておらず、手足も長く、肩幅もあってがっしりとしていて確か165cmはあったかと思います。
で・か・いよ・ね。
結果として私の体格そのままですね。
(正直幼稚園とかそのくらいだったので、正確な身長がいくつくらいだったのかはわかりません)
兄の持っている全盛期の祖母のイメージは、
「ほら、北斗の拳で悪者が女装して旅人をだましうちする時みたいなかんじ」
とか言ってましたが、うちの祖母は原哲夫先生の絵みたいだったの?
そのイメージやったら完全にモヒカン・髭面のおっさんやん!!!
うちのばーちゃん無法者すぎるやん!!
「そうやなぁ・・・。俺が子供の頃にはもう既に弱ったふりして寝てばっかりやったけど、俺がふとばーさんの部屋を通りかかったら、ベッドの奥になんか落としたんやろうけど、自分で木製の糞重いベッド動かして取ろうとしてたからなぁ・・・」
何故ベッドを自分で動かそうと思ったのでしょう。
「あの人弱ったフリしてかまってもらうの大好きやったからなぁ」
えー?結構それ私も騙されてるー?
私、いつも缶ジュースのフタ開けてくれって頼まれてたんですけど?
「そんなもん、あの人やったら晩年でも空き缶握りつぶすぐらいの握力あったに決まってるやろ!」
えー?まじでー???
私のイメージでは祖母はいつも病院で点滴うけてて寝たきりの・・・
「いやー『食欲なくて病院のご飯食べられませんねん』とかいうてたけど、勝手に病院から出前頼んで、ツケにしてた請求書が家に届いたことあるからな。それ腹一杯で病院の飯が食べられへんだけやろ!って家族総出でツッコミ入れたことはあるぞ」
まじでか・・・。
「大体、80近いばーさんが朝昼晩と十数種類の薬を毎日フツーに飲めてること自体が強靭な胃腸の持ち主って証拠やろ」
まあ、そうですね。
「暑いからって冷蔵庫開けて頭突っ込んでた」
「二階の窓からしたにいる人にビニール袋に入れたお金投げてジュース買ってこさせた」
「ネズミ捕りに引っかかったねずみを粘着テープからはがして再利用しようとして噛まれた」
「人が見てないところでは軽快」
「今夜が峠ですって医者に言われてICUにまで入ったのに親戚一同が集まりきった上での完全復活はまさに不死鳥」
「若い時に某映画会社の映画監督に「主演で映画に出てくれ」って言われたけど、相手の男性より背が高かったので話が立ち消えた」
「宵越しの金は持たないどころかマイナスまで使うオシャレさん」
「おばあちゃん」なのに、基本的にエピソードが「無頼漢」すぎる。
今回のお盆で、私の祖母に対するイメージは「病気がちなおばあちゃん」から原哲夫先生の絵で「ヒャッハーーー!」してるおっさんの絵に塗り替えられました。南無南無・・・。
おちまい。
0 件のコメント:
コメントを投稿