2012/07/27

妖怪輪っかババア 「効果は未知数!」


先日の天神祭の帰りですが。
日焼けでのぼせた頭と折り合いがつかずに、余計なものを買ってしまいました。

組立式フラフープです。


そしてクーラーのない部屋で汗だくになって喘ぎながら懸命に、命を賭して腰を回しておりました。

汗の数だけ生命力が削られてるような気がするので、命懸けです。
(なにせクーラーがないもんでね!!)



カラーが女子向けで可愛いっす。
(関係ないですが椅子に置いてあるクッションは空気で厚みを調節できて、ケツが痛くなりにくい優れものです)
やってみて、5回も回せない現実に、呆然としました。

ババアが無理な横断をして車にはねられる事件はこうやって起きてるんだろうなと。
(現実の歩くスピードと頭の中での想像のスピードとのギャップが埋められずに、交通量の多い道で無理な横断をして事故を招く老人が増えてますよ!!気をつけて!!)

「やれるよ、
回せるよ、
できないと思ってんの?」
という頭の中の自分の理想のみちよちゃん(勝気)と、
「ヴォエエエエエエエ~・・・・」と地獄の底から湧き上がってくる唸り声を上げながらノロノロ歩く現実のみちよちゃん(BBA)とのギャップを感じました。

小学生の頃は体も軽く、側転、倒立も簡単にやっていた自分と、今の自転車で走り回るだけでくたびれてご飯も食べられない自分とを比べる方が間違っていたのです。
(間のお年頃の時は、壁際で倒立しようとしたら膝が壁にぶち当たり、壁紙を破って土台の部分まで穴を開けたので、それ以来倒立はしておりません)

もっと現実を見つめ、今の自分の姿を見つめて素直に生きないとな。

そして、フラフープで必死に腰をぐりんぐりんと回す自分の姿が窓ガラスに映った瞬間、私は夏の怪談話を思い出したのです。



深夜、薄暗く人気のない道を歩いていた時の話です。

私は仕事が遅くなることが度々あるのですが、近道を通らずに遠回りして帰っています。
近道となる道はいつも人気がなく、外灯も少なく薄暗いせいもあり避けて通っていたのです。
それなのに今日はどうしても疲れて早く家に帰りたい気持ちもありこの道を通ってしまいました。

家まであと半分くらいかなと、少し気を抜いた途端に、急に背後からまとわりつくようなじっとりとした風を感じました。

空気がブンブンと唸る音。動物のような荒い息づかいが自分のすぐ後ろまで迫っている気配に、私は驚いて後ろを振り向こうかと思いましたが、恐怖で体がうまく動きません。

私は歩きながら自分の足音は聞こえていましたが、他に誰がか後ろから歩いてきたような気配は感じなかったのです。

恐怖のせいか急に鼓動が早くなり、焦った私は走り出しました。

「はやく!早くここを通り過ぎて、家に帰りたい!」
その一心でしばらく走ったところ、後ろにいた何かは追いかけてくる気配がありません。

鼓動と呼吸を整えるために、少し立ち止まりうつむいていると、目の前に先ほどまで自分を追いかけてきたものが行く手を阻んでいました。

それはいつの間にか細い一本道で私を追い抜き、先回りしていたのです。


目の前にいたのは、全身ずぶ濡れの姿で腰にある大きな輪っかを回しながらこちらに近づいてくる妖怪・輪っかババア!!
(腰の動きによって大きな輪っか状の鎌を振り回し、人の体をまっぷたつにする妖怪だよ☆
たまに腰周りがもっちりした女性を見つけると、輪っかの中に引き込んで、一緒に輪っかを回させるんだ☆
取り込まれた人はガリガリにやせ細るまで逃げられないんだよ☆気をつけてね!)


ま、そんなしょうもない都市伝説はないのですけどね。
でも、鏡に映った汗だくの自分の姿は間違いなく妖怪。
いまPC打ってるのは運動と暑さからの逃避。

じゃ、これ以上妖怪化が進まないように、エクササイズ頑張りマース(棒

東京ダイナマイトの「ボケとエクササイズ」の動画を貼り付けたかったのに見つけられなかった。
ざんねん。



おちまい。



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